あなたが選ぶなら固定?変動?それとも?~2012年版~
FPによる住宅ローン選び
FPが実際に住宅購入、住宅ローンの相談を受けている時によく質問される「固定と変動どっちがいいですか?」について「あなただったら、どちら(どれ)を選びますか?」という観点でお答えていただきました。「所得が低いから借りれない」とか「自営なのでフ○○トしか借りれない」とかはなしに「選べる状況であった場合」ということでお答えていただいています。
レビュー時期:2012年6月頃FPが選んだ金利タイプはこれ!
回答した28名中15名が変動を選択。全期間固定を選んだFPは1名でした。
- 変動:15名
- 10年固定:11名
- 変動+10年固定:1名
- 全期間固定:1名
固定と変動、半々に意見がわかれました。
変動金利を選んだFPの大半が、支払いが安い分だけ貯蓄を行って繰り上げ返済を考えている傾向がありました。
10年固定を選んだFPは、教育費があるため、その期間は支出を定額にしたいという考えから10年固定を選択したようです。
REVIEW DETAILレビュー詳細
- 中野FPの意見:変動
- 今の金利の低さを活かさない手はないかと。
固定と変動での支払い差はしっかり運用にまわして、金利が上昇した時には運用額を減らす。
「(固定で払っている)つもり貯金」します(^_^;)
- 溝本FPの意見:変動
- 金利なんて少なければ少ないほうがいいし、「簡単に変動金利を選べるくらいの物件にしておけばいいのに」と感じます。(^^;)
- 中村FPの意見:変動
- 金利3.0%で予算組みしておいて、1.0%未満の変動金利で借ります。
- 下村FPの意見:変動
- お金が貯まった時点の金利情勢で、金利が上昇していれば変動金利の方を返済し、依然低金利なら固定金利の方を返済しようかと思っています。
でも、許容できるリスクで、かつ繰上返済資金を貯めていけるようであれば、『変動金利』でも良いかもしれませんね。
- 海老原FPの意見:10年固定
- 思いっきり我が家の場合で恐縮です。借換時の残債から15年で完済する予定なので「10年固定にしました」
- 駒崎FPの意見:変動
- 金利の変動は良い方向に動く事もありますので。金利上昇は、銀行と生保が一定範囲でくいとめることを期待します。
- 高田FPの意見:10年固定
- 今借入するなら1500万円、15年返済。選択肢は変動か10年固定です。変動と10年固定で試算すると毎月の差は4000円程度。借入額が少ないので、変動でもよいか、という気持ちとこの程度でほぼリスクなしなら保険料と思って4000円程度なら支払ってもよいかという気持ちが、正直半々です。って悩んでると面倒になるタイプなので、10年固定にすると思います。
- 細井FPの意見:10年固定
- 変動の金利の低さに目がくらみますが…いつ上がるかってドキドキしながら暮らしたくないので固定を選びました!子供たちが独立して教育費の心配がなくなったら、いっきに繰り上げ返済してやる~!
- 石川FPの意見:変動
- なぜかいろんなことが不安定であることが好きのようで固定されるのが性格的に嫌いみたいです(自己分析)。4輪より2輪、会社員より自営、固定より変動、って感じです
- 髙木FPの意見:変動
- 性格や感じ方は、選択の基準の大きなポイントになる気がします。月返済額の違いがよほど大きい場合は別ですが、固定か変動かは、数字の上での損得より、自分が心地いいものを選ぶことが案外大事かなと思います。新規なら、10年固定か、フラットの金利で負担なく返せるプランを出しておいて、あとは自分の気持ちが楽に過ごせる方を選んでという提案がいいのかと・・。自身、心理面からは、子供が小さい頃は、固定派でしたが、今は変動派です。
- 上野山FPの意見:10年固定
- 我が家は変動金利ですが、今借りれるとしたら10年固定の1.15%が魅力です。その後も1.7%の優遇があるので
- 平野FPの意見:全期間固定
- いまでしたら、できればフラット20のSエコにしたいです。お客様にアドバイスしているのと全く同じです。
家計に余裕のある借入額なら別ですが、大して持っていないので(笑)、購入するならそこそこの借入額になるという前提です。
- 菊井FPの意見:10年固定
- これから10年間の教育費のことを考えると10年固定になります。来年からは大学生が2人の予定、おそろしい年間支出です。
- 小澤FPの意見:変動
- 残りが10年を切っているので、変動です。
- 小栗FPの意見:変動
- 変動です。
「つもり貯金(繰上返済貯金)」をコツコツしておいて、短期間で完済。これが一番だと思います。