高根澤 茂タカネザワ シゲル
高根澤FP保険事務所
大学卒業後、損害保険会社に15年間勤務した後に、保険代理業兼FPとして独立。生活に関わるお金のアドバイザーとして、特に損害保険の見直し、交通事故や賠償問題にかかわること等、解り難い損害保険について解りやすく伝えたいと思います。
WebSite:http://ameblo.jp/oyama-fp/
セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」の試算サイトを使って行ったものです。
住んでいる地域や家族構成などFP個々の事情に基づいて必要な補償を設計しています。
設計に用いた車両:トヨタ プリウス(NHW20) 2011年3月登録
利用目的:日常・レジャー使用
MY Best PLANマイベストプラン
プラン全体のポイント
プラン詳細
賠償保険 | 対人賠償保険 | 無制限 |
---|---|---|
対物賠償保険 | 無制限 |
傷害保険 | 無保険車傷害保険 | 無制限 | |
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人身傷害保険 | 保険金額 | 1億円 | |
車外担保 | あり | ||
人身家族おもいやり | なし | ||
搭乗者傷害保険 | なし |
人身傷害保険について:万一の死亡・後遺障害に備え、生命保険契約や傷害保険契約等、他の保険契約や年金等の公的な保障内容を考慮し、また家族で補償が少ない子どもが被害者になった場合を想定して、保険金額は1億円とした。誤って車外にいる家族をひいてしまったり、家族が歩行中や自転車乗車中の無保険車やひき逃げによる被害事故にあったりした場合に備え、車外危険も担保する。搭乗者傷害保険について:人身傷害保険で実損害はカバーされ、また加入している医療保険や傷害保険での補償もあり当面は緊急予備資金で対応することとして、搭乗者傷害保険の補償はつけない。
つづきを読む↓車両保険 | 保険金額 | 210万円 |
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自己負担額(免責金額) | 事故1回目:0万円 | |
事故2回目以降:10万円 | ||
車対車(車同士)の事故 | あり | |
火災・落書き・台風 | あり | |
盗難 | あり | |
車庫での水災 | なし | |
単独事故・あて逃げ | あり | |
事故時代車 | なし |
保険金額は新車を実際に購入した際の車両本体価格(オプション含む)で設定する。新車ということで、当面はいたずら等の小損害事故の補償もあった方が良いと考え、免責は、1回目の事故は0円、2回目以降の事故は10万円と設定する。車両同士の事故以外の補償については、近隣では、盗難、放火、いたずらによる被害が多く、保管状況や地域性リスクを考慮して補償を選択。リスクが少ない車庫での水災補償は不担保とする。当て逃げによる被害の心配はあるが、単独事故は自らが安全運転に心がけることでリスク対策をして、保険料を節約するために不担保とする。盗難、火災、いたずら、自然災害による損害は、等級すえおき事故として扱われ、翌年の等級が下がらないため、保険料高騰の心配がなく保険も使いやすい。自力で予防が困難なリスクは保険で、自力で予防できるリスクは保険料を節約したい。
つづきを読む↓その他の保険 | ロードアシスタント | あり |
---|---|---|
弁護士費用 | なし | |
個人賠償責任 | あり | |
ファミリーバイク | なし | |
対物全損時修理差額費用 | なし | |
車両積載動産(身の回り品) | なし |
・ロードアシスタント
JAFに加入していないので、万一の事故や故障により走行不能となった場合に備え、ロードアシスタンス特約は付けておきたい。・弁護士費用
人身傷害保険や車両保険に加入することで、被害事故における補償もされるので、弁護士費用特約はつけない。・個人賠償責任
無制限という保険金額であり、この特約一つで家族の日常生活での様々な事故による他人のケガや他人の物の損害に体する法律上の賠償責任リスクに備えることができる。近年自転車での事故が社会問題となっているが、自転車での賠償事故の備えにもなり、示談交渉もついているのが良い。
対人、対物賠償責任保険は、それぞれ、いかに高額な賠償事故にも対応できるよう、保険金額は無制限としておきたい。なお、対物全損時修理差額費用特約は、保険料は僅かですが、法的な賠償責任を超える補償であること、安全運転に気を付けていれば過失の大きい事故でさらに相手車両が全損になるリスクは少ないものと考えて、特約は付けないこととする。自分や家族、同乗者のケガの補償は、実損害の補償確保を優先し、補償が重複する搭乗者傷害保険は選択せず、人身傷害保険のみとする。家族の車外危険に備えておきたい。特に保険料の高い車両保険については、費用対効果や保険に頼らないリスク対策も含めて考えたい。今回は新車という設定でしたので、小損害事故にも対応できる内容にしたが、車両が年式の古い物であれば、免責金額を設定して保険料を節約することも考えたい。特に住んでいる地域性のリスクを考慮し、自然災害や犯罪の多発している地域ではそれらの被害による補償を考えたい。車両の価値が緊急予備資金でまかなえると判断できれば、車両保険はつけないという選択もある。必要な補償を選択でき、契約者のニーズにあった保険が設計できるのが良かった。
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